素振(読み)そぶり

精選版 日本国語大辞典 「素振」の意味・読み・例文・類語

そ‐ぶり【素振】

〘名〙 ある気分様子を表わした表情態度動作など。また、その気分や様子。
※俳諧・口真似草(1656)冬「むら時雨冬のそぶりとみそら哉〈幸以〉」
田舎教師(1909)〈田山花袋〉一五「何うしてああいふ素振(ソブリ)をするのか」

す‐ぶり【素振】

〘名〙 実際の時のように棒状の物を振ること。特に、刀や野球バットを振ること。
※歌舞伎・因幡小僧雨夜噺(1887)二幕「箒の柄を、抜取り、丁度手頃と素振(スブ)りなし」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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