紛錯（読み）ふんさく

精選版 日本国語大辞典

ふん‐さく【紛錯】

〘名〙 入り乱れること。まじり乱れること。紛雑。

※続浦島子伝記（920）「桑田紛錯趣_二三族_一、閭邑荒蕪迷_二四方_一」 〔范甯‐穀梁伝序〕

出典　精選版 日本国語大辞典

デジタル大辞泉

ふん‐さく【紛錯】

［名］(スル)入り乱れること。まじり乱れること。
「浸蝕力更に一層…怪巌を―せしめ」〈志賀重昂・日本風景論〉

出典　小学館

普及版 字通

【紛錯】ふんさく

いりみだれる。晋・寧〔春秋穀梁伝の序〕興りて以來、碩儒、各ふを信じ、是非錯し、準裁定まること靡(な)し。故に子異同（劉向は穀梁、劉は左氏）の論、石渠（閣）爭のり。

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出典　平凡社「普及版 字通」