紙腔琴(読み)しこうきん

精選版 日本国語大辞典 「紙腔琴」の意味・読み・例文・類語

しこう‐きん シカウ‥【紙腔琴】

〘名〙 オルゴール一種長方形木箱の中に金属製の簧(した)と鞴(ふいご)をそなえ、楽譜をきざんだ巻き紙(譜箋)をその上に通し、把手(とって)をまわすと譜箋の曲調を奏するもの。明治二三年(一八九〇戸田欽堂発明し、栗本鋤雲命名明治時代に流行した。しくうきん。〔改正増補和英語林集成(1886)〕

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デジタル大辞泉 「紙腔琴」の意味・読み・例文・類語

しこう‐きん〔シカウ‐〕【紙×腔琴】

オルゴールの一種。楽譜を刻んである巻き紙を、箱の中央部に並べた笛のしたの上にはめ込み、取っ手を回すと旋律を奏するようにしたもの。明治23年(1890)ごろ、戸田欽堂が発明。

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