紋別[市](読み)もんべつ

百科事典マイペディア 「紋別[市]」の意味・わかりやすい解説

紋別[市]【もんべつ】

北海道北部,オホーツク海に面する市。1954年市制。江戸時代からの古い漁港で,1929年の港湾修築後水産都市に発展した。沖合漁業によるスケトウダラや,200カイリ漁業規制以来取り組んできたホタテガイ栽培漁業が成果を上げており,水産加工場がある。国有林が広く,パルプ材の生産が盛ん。南部鴻之舞(こうのまい)鉱山は1973年閉山。東端紋別空港があり,新千歳,丘珠(おかだま)空港への便がある。ジャガイモ,麦類,豆類,テンサイなども産する。冬季オホーツク海の流氷が接岸し,2月には流氷まつりが行われる。流氷砕氷船による観光も有名。830.78km2。2万4750人(2010)。

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