精選版 日本国語大辞典 「紋切形」の意味・読み・例文・類語
もんきり‐がた【紋切形】
〘名〙
① 紋の形を切り抜くための一定の型。
② 物事のやり方が一定の型にはまっていること。きまりきった型。おきまり。ステレオタイプ。
※滑稽本・客者評判記(1811)中「外の江戸狂言はむかしから紋切形(モンキリガタ)といふものがあって」
③ 事の次第。
※人情本・梅之春(1838‐39)二「昨夜の一条(いちらつ)をうけて呉んねエ。かういふ仕組(モンキリガタ)よ」
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