紅葉山遺跡群(読み)もみじやまいせきぐん

日本歴史地名大系 「紅葉山遺跡群」の解説

紅葉山遺跡群
もみじやまいせきぐん

縄文海進に伴って形成された紅葉山砂丘上に立地する遺跡群。紅葉山砂丘は最高標高一八・五メートル。当遺跡群は縄文時代前期から続縄文時代、擦文時代、アイヌ文化期までと長期にわたる。昭和四二年(一九六七)・同四三年・同五七年に発掘された紅葉山三三号遺跡は続縄文時代前半、恵山式土器主体とする墳墓遺跡で、四一基の土壙が調査されている。北海道中央部の恵山文化期の代表的な墳墓群の一つで、土壙内からは副葬土器と多数の石器類・玉類・飾弓が出土している。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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