紅紫(読み)コウシ

デジタル大辞泉 「紅紫」の意味・読み・例文・類語

こう‐し【紅紫】

くれないとむらさき。転じて、種々の美しい色。
「柱は花鳥を刻みなして、―の色彩きわめたるさま」〈眉山・宝の山〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「紅紫」の意味・読み・例文・類語

こう‐し【紅紫】

〘名〙 くれないとむらさき。転じて、種々の美しい色。美人や花、衣服などの色彩の美しさをたとえていうのに用いる。
太平記(14C後)三九「懸る処に、柳営庭前の花、紅紫(コウシ)の色を交て」 〔論語郷党

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

普及版 字通 「紅紫」の読み・字形・画数・意味

【紅紫】こうし

くれないと紫。ともに間色。また、色とりどり。〔晋書、慕容徳載記〕齊・魯固(もと)より君子多し。昔の時に當りては、~指麾(しき)すれば則ち紅紫し、俛仰すれば則ち丘陵にを生ず。今日に至りては(たいふん)、氣滅す。

字通「紅」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android