紅筆（読み）べにふで

精選版 日本国語大辞典

べに‐ふで【紅筆】

〘名〙

① 口紅をつけるのに用いる筆。

※俳諧・牛飼（1658）一「紅粉(ヘニ)筆も添てうれかし懸想文〈元利〉」

② アザミの花の紅色のもの。〔重訂本草綱目啓蒙（1847）〕

出典　精選版 日本国語大辞典

デジタル大辞泉

べに‐ふで【紅筆】

口紅をつけるのに用いる筆。

出典　小学館

普及版 字通

【紅筆】こうひつ

朱筆。

字通「紅」の項目を見る。

出典　平凡社「普及版 字通」

世界大百科事典（旧版）内の紅筆の言及

【ウメ(梅)】より

…挿木でもふやせる性質がある。その品種には冬至，茶青（ちやせい），春日野，寒紅，茶せん梅など，また難波性とよぶ難波紅，古郷の錦などがあり，また紅筆（べにふで）性とよぶ，つぼみのときに先端がとがり紅色となる紅筆，内裏（だいり）などの品種もある。青軸性は萼片の緑色である品種群で，緑萼梅，月影などの品種がある。…

※「紅筆」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典｜株式会社平凡社「世界大百科事典（旧版）」