紅猪口（読み）べにちょく

精選版 日本国語大辞典

べに‐ちょく【紅猪口】

〘名〙

① 酒の猪口の内部に紅を塗りつけたもの。

※浮世草子・好色敗毒散（1703）三「又禿の口ばかりありて、その色真赤いなるは、紅猪口の精」

② 植物「げんのしょうこ（現証拠）」の異名。

出典　精選版 日本国語大辞典

デジタル大辞泉

べに‐ちょく【紅^×猪口】

内側に紅を塗りつけた猪口形の容器。指先で溶いて唇に塗る。べにちょこ。

出典　小学館

動植物名よみかた辞典　普及版

紅猪口 (ベニチョク)

植物。フウロソウ科の多年草,園芸植物,薬用植物。ゲンノショウコの別称

紅猪口 (ベニチョク)

植物。ウマノスズクサ科の常緑多年草,薬用植物。カンアオイの別称

出典　日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典　普及版」