紅梅散(読み)こうばいさん

精選版 日本国語大辞典 「紅梅散」の意味・読み・例文・類語

こうばい‐さん【紅梅散】

〘名〙
江戸時代に用いられていた目薬の名。
※俳諧・誹諧発句帳(1633)春「さす枝は紅梅散か目のくすり
② 江戸中期、江戸両国で売られていた歯磨き粉の名。
滑稽本・叶福助略縁記(1805)「こうばいさん匂ひ歯みがき口中一切の妙やく」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android