糺の神(読み)ただすのかみ

精選版 日本国語大辞典 「糺の神」の意味・読み・例文・類語

ただす【糺】 の 神(かみ)

京都の糺の地に鎮座するところから、賀茂御祖神社およびその摂社河合神社祭神。建角身命(たけつぬみのみこと)裁判の基を開いたという伝承があり、また、地名にちなんで偽りをただす神とされていた。
※枕(10C終)一八四「いかにしていかに知らましいつはりを空にただすの神なかりせば」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「糺の神」の意味・読み・例文・類語

ただす‐の‐かみ【糺の神】

京都市左京区の賀茂御祖かもみおや神社と、その摂社の河合神社の祭神。

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