(読み)かりて

精選版 日本国語大辞典 「糧」の意味・読み・例文・類語

かり‐て【糧】

〘名〙 =かて(糧)
万葉(8C後)五・八八八「常知らぬ道の長手をくれくれといかにか行かむ可利弖(カリテ)はなしに」

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デジタル大辞泉 「糧」の意味・読み・例文・類語

かて【糧/×粮】

《「かりて(糧)」の音変化》
食糧食物。「その日の―にありつく」
精神生活活力源泉。豊かにし、また力づけるもの。「音楽は心の―」
古代、旅などに携帯した食糧。干しいいの類。
「―つきて、草の根をくひものとしき」〈竹取
[類語]食品食料食べ物食糧食物食い物糧食飲食物食料品食材米塩召し上がり物

りょう【糧】[漢字項目]

常用漢字] [音]リョウ(リャウ)(漢) ロウラウ)(呉) [訓]かて
〈リョウ〉旅行行軍の際に携行する食物。主食となる食料。かて。「糧食糧道糧米糧秣りょうまつ衣糧口糧食糧
ロウ〉かて。「兵糧ひょうろう
[補説]「粮」は俗字

かり‐て【糧/×粮】

食糧。食物。かて。
「いかにか行かむ―は無しに」〈・八八八〉

りょう〔リヤウ〕【糧/×粮】

旅行や行軍などに携帯する食料。糧食。かて。

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デジタル大辞泉プラス 「糧」の解説

米国の作家エド・マクベインの警察小説(1974)。原題Bread》。「87分署」シリーズ。

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