糠蚊(読み)ぬかか

精選版 日本国語大辞典 「糠蚊」の意味・読み・例文・類語

ぬか‐か【糠蚊】

〘名〙 ハエ双翅)目ヌカカ科に属する小昆虫総称体長一~二ミリメートルで、形はブユやカにやや似ている。生態はさまざまで、人畜から吸血するものや、花の蜜を吸うもの、小昆虫を捕食するものなどもある。ヌカカ類に刺されると激しい痒みがおこり数日間続く。幼虫水生。日本には約二二〇種が分布する。ぬかばえ。《季・夏》 〔新撰字鏡(898‐901頃)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「糠蚊」の意味・読み・例文・類語

ぬか‐か【×糠蚊】

双翅そうし目ヌカカ科の昆虫の総称。体長約1ミリ、黄褐色。他の昆虫から吸血したり花から蜜を吸ったりする種もあるが、人畜から吸血する種も多い。寒地湿地に多く、薄明薄暮活動。めまとい。まくなぎ。ぬかご。ぬかばえ。 夏》

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

動植物名よみかた辞典 普及版 「糠蚊」の解説

糠蚊 (ヌカカ)

学名Culicoides obsoletus
動物。ヌカカ科の昆虫

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android