糖質コルチコイド(読み)とうしつコルチコイド

精選版 日本国語大辞典 「糖質コルチコイド」の意味・読み・例文・類語

とうしつ‐コルチコイド タウシツ‥【糖質コルチコイド】

〘名〙 (コルチコイドcorticoid) 副腎皮質から分泌されるホルモン一つ。糖の代謝に関与し、抗炎症作用と抗アレルギー作用がある。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「糖質コルチコイド」の意味・読み・例文・類語

とうしつ‐コルチコイド〔タウシツ‐〕【糖質コルチコイド】

副腎皮質ホルモンうち糖質代謝に関係するホルモン。抗ストレス・抗炎症作用もある。コルチゾールコルチゾンが代表的。グルココルチコイド

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

化学辞典 第2版 「糖質コルチコイド」の解説

糖質コルチコイド
トウシツコルチコイド
glucocorticoid

[別用語参照]グルココルチコイド

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

栄養・生化学辞典 「糖質コルチコイド」の解説

糖質コルチコイド

 →グルココルチコイド

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の糖質コルチコイドの言及

【コルチゾン】より

…とくにコルチゾンは,1949年ヘンチP.S.Hench,ケンダルE.C.Kendallらによって,リウマチ関節炎患者に対する劇的効果が報告され,内分泌研究・治療のうえで歴史的に有名になったホルモンである。ともに糖質コルチコイドに属し,主として抗炎症作用が広範囲に利用される。そのため,共存する塩貯留作用(鉱質コルチコイド作用)をできるだけ抑え,かつ抗炎症作用をさらに増強することが要求され,多種類の合成副腎皮質ホルモンの研究が進められた。…

【副腎皮質ホルモン】より

…副腎皮質から生成・分泌されるステロイドホルモンの総称で,同じ作用をもつ合成物質を含めてコルチコイドcorticoidまたはコルチコステロイドcorticosteroidともいう。副腎皮質ホルモンには,糖質コルチコイド(グルココルチコイドglucocorticoid)であるコルチゾール,コルチゾン,鉱質コルチコイド(ミネラルコルチコイドmineralocorticoid)であるアルドステロン,副腎性アンドロゲンであるデヒドロエピアンドロステロン,アンドロステンジオンなどがある。コルチゾール,コルチゾンは,肝臓におけるタンパク質からの糖新生を促進するほか,抗炎症・抗アレルギー作用などを示す。…

※「糖質コルチコイド」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

靡き

1 なびくこと。なびくぐあい。2 指物さしものの一。さおの先端を細く作って風にしなうようにしたもの。...

靡きの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android