精索(読み)せいさく

精選版 日本国語大辞典 「精索」の意味・読み・例文・類語

せい‐さく【精索】

〘名〙 陰嚢から鼠蹊(そけい)腹壁へ達する小指ほどの太さのひも状のもの。皮膚におおわれ、中に精管血管神経などが含まれている。精系

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デジタル大辞泉 「精索」の意味・読み・例文・類語

せい‐さく【精索】

精巣から鼠蹊部そけいぶの腹壁へ続く、直径約1センチのひも状の構造。中に精管・血管・神経などが入っている。

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百科事典マイペディア 「精索」の意味・わかりやすい解説

精索【せいさく】

精管が陰嚢中の精巣上体から始まり,鼠径(そけい)管を通り抜けて腹腔に入る途上,これに伴う血管,神経,平滑筋,被膜などと一緒になり,ひも状を呈するものをいう。長さ約12cm,太さ約0.5cmで,外鼠径輪の下内側で皮下に触れることができる。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「精索」の意味・わかりやすい解説

精索
せいさく
spermatic cord

精管が精巣を離れたのちに,血管や神経とともに被膜に包まれて,腹壁の鼠径管に達するまでをいう。約 11cm程度の紐状組織である。精索は精管につながり,射精管を経て後部尿道に開口している。

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