粘膜固有層

栄養・生化学辞典 「粘膜固有層」の解説

粘膜固有層

 粘膜上皮の下にある結合組織の層.

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の粘膜固有層の言及

【粘膜】より

…脊椎動物の消化系,呼吸系,排出系,生殖系などの管や腔所の内面をおおう,柔軟で,じょうぶな膜のことで,その表面が粘液(杯細胞や粘液腺が分泌する)によって潤っているので粘膜といわれる。粘膜は,表面(腔所に面する側)から上皮組織,粘膜固有層,粘膜筋板,粘膜下組織の順にできている(以下,ヒトの粘膜について述べる)。粘膜上皮は主として吸収または分泌の機能を営むが,その形態は臓器の種類によってさまざまで,例えば,食道では重層扁平上皮,胃や腸では単層円柱上皮,気管では多列繊毛上皮,尿管や膀胱では移行上皮などとなっている。…

※「粘膜固有層」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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