(読み)あらら

精選版 日本国語大辞典 「粗」の意味・読み・例文・類語

あらら【粗】

〘接頭〙 (「あらあら(粗粗)」の変化した語) 名詞の上に付いて、まばらなさまを表わす。「あらら松」「あらら松原」など。〔享和本新撰字鏡(898‐901頃)〕

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デジタル大辞泉 「粗」の意味・読み・例文・類語

そ【粗】[漢字項目]

常用漢字] [音](漢) [訓]あらい ほぼ
〈ソ〉
大ざっぱで念入りでない。いいかげん。「粗雑粗製粗末粗密粗野粗略精粗
物を勧めるとき謙遜を表す語。「粗品粗酒粗茶
〈あら〉「粗筋
難読粗目ざらめ

そ【粗/×麁】

[名・形動]
あらいこと。雑なこと。大まかなこと。また、そのさま。
表面の―なる物体に」〈寅彦・ルクレチウスと科学
粗末なこと。また、そのさま。
只管ひたすら服装の―なるを排して」〈逍遥当世書生気質

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和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典 「粗」の解説

あら【粗】

魚を調理したあとに残った頭・骨・内臓など。あら煮・うしお汁などに利用される。

出典 講談社和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典について 情報

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