粉砕・粉韲(読み)ふんさい

精選版 日本国語大辞典 「粉砕・粉韲」の意味・読み・例文・類語

ふん‐さい【粉砕・粉韲】

〘名〙
① 砕かれてこなごなになること。うちくだかれること。
正法眼蔵(1231‐53)仏向上事「巖頭・雪峰等は、粉砕其身すとも、喫拳すべからず」 〔晉書‐郭璞伝〕
② こなごなに砕くこと。転じて、相手、または敵を徹底的に打ち破ること。
江戸繁昌記(1832‐36)三「仇家を粉砕して去る」

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