粉体加工(読み)ふんたいかこう(英語表記)powder forming

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「粉体加工」の意味・わかりやすい解説

粉体加工
ふんたいかこう
powder forming

焼結用の圧粉体を成形する技術。精密な部品を製造するためには焼結性のよい,しかし焼結時の寸法変化の小さい圧粉体を成形することが必要とされる。そのため,圧延鍛造,押出しなどの塑性加工法によって,焼結時の収縮計算に入れた形に成形することがしばしば行われる。さらに,圧密化をはかるために,焼結前にコールドアイソスタティック成形を施すこともある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android