米俵(読み)こめだわら

精選版 日本国語大辞典 「米俵」の意味・読み・例文・類語

こめ‐だわら ‥だはら【米俵】

〘名〙
① 米を入れるわら製の俵。
蔗軒日録‐文明一七年(1485)正月二「尓時開倉、予出而預祝儀。東西北米俵充棟。南乃戸也」
子ども玩具一つ。①の中に土のかたまりを入れたもの。〔随筆・海録(1820‐37)〕

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デジタル大辞泉 「米俵」の意味・読み・例文・類語

こめ‐だわら〔‐だはら〕【米俵/米×苞】

米を入れる俵。わらを編んで作る。

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世界大百科事典(旧版)内の米俵の言及

【俵】より

…俵は農閑期や夜なべ仕事に作られたが,近年では紙袋などに替えられ見かけることも少なくなった。俵のなかでも,米俵が発達し,近世には収穫1石に対する年貢によって俵の大きさが定まっており,4斗入りや4斗5升入りの俵が多く用いられた。また,この米俵をかつぐことが一人前の基準ともなり,力石のなかには俵石と称するものもある。…

※「米俵」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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