籠絡（読み）ろうらく

精選版 日本国語大辞典

ろう‐らく【籠絡】

〘名〙 人をうまくまるめこんで、思い通りにあやつること。巧みに言いくるめること。

※若木集（1377頃）寿春谷遊嶽回郷省師親「凌雲志気難_二籠絡_一、踏徧_二天涯并地角_一」

※一種の攘夷思想（1892）〈北村透谷〉「高言壮語を以て一世を籠絡するを」 〔宋史‐胡安伝〕

出典　精選版 日本国語大辞典

デジタル大辞泉

ろう‐らく【籠絡】

［名］(スル)巧みに手なずけて、自分の思いどおりに操ること。「甘い言葉で籠絡する」
[類語]懐柔・手なずける・操る・御する・丸め込む・誑たらし込む・手玉に取る

出典　小学館

普及版 字通

【籠絡】ろうらく

からまる。他人をまるめこむ。〔宋史、儒林五、胡安国伝〕中丞許曰く、京のを得しより、士大夫、其の籠絡を受けざる無し。超然跡、すと爲らざること安國の如きは、實(まこと)に鮮(すく)なし。

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出典　平凡社「普及版 字通」