籠箱(読み)こばこ

精選版 日本国語大辞典 「籠箱」の意味・読み・例文・類語

こ‐ばこ【籠箱】

〘名〙 底が板で、四面上面に紗(しゃ)や絽(ろ)を張った箱。虫などを入れるのに用いる。
堤中納言(11C中‐13C頃)虫めづる姫君「『これが成らむさき見む』とて、さまざまなるこばこどもに入れさせ給ふ」
[補注]「籠(こ)」と「箱」との二語とする説、「小箱」とする説などもある。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android