簾貝(読み)すだれがい

精選版 日本国語大辞典 「簾貝」の意味・読み・例文・類語

すだれ‐がい ‥がひ【簾貝】

〘名〙 マルスダレガイ科の二枚貝。北海道南部以南の水深一〇~四〇メートルの砂底に分布する。殻は長卵形で、殻長約九センチメートル。表面にすだれ状の太い輪脈があり、淡褐色の地に栗色をした四条の放射帯がある。内面白色。足は朱赤色で食用になる。《季・春》
山家集(12C後)下「波かくる吹上の浜の簾貝(スダレガヒ)風もぞ下す急ぎ拾はん」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「簾貝」の意味・読み・例文・類語

すだれ‐がい〔‐がひ〕【×簾貝】

マルスダレガイ科の二枚貝。浅海の砂底にすむ。貝殻は横長の楕円形で、殻長約6センチ。殻表にすだれ状の輪脈があり、淡褐色の地に褐色の放射帯がある。本州九州に分布。食用。 春》

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

動植物名よみかた辞典 普及版 「簾貝」の解説

簾貝 (スダレガイ)

学名Paphia euglypta
動物。マルスダレガイ科の二枚貝

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

今日のキーワード

黄砂

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android