簡粗(読み)カンソ

デジタル大辞泉 「簡粗」の意味・読み・例文・類語

かん‐そ【簡粗】

[名・形動]簡単で粗末なこと。また、そのさま。
「何も彼も黒づくめに、―な飾付がしてあったが」〈里見弴大道無門

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「簡粗」の意味・読み・例文・類語

かん‐そ【簡粗】

〘名〙 (形動)
① 飾りけがなくおおまかであること。また、そのさま。
※応永本論語抄(1420)八佾第三「管仲が器量少しきなるとは、身を倹約に持て簡麁なる者かと云」 〔新唐書‐張嘉貞伝〕
② 簡単で粗末なこと。また、そのさま。
※大道無門(1926)〈里見弴〉隣人「何も彼も黒づくめに、簡粗(カンソ)な飾付がしてあったが」

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