簓先穂(読み)ササラサッポウ

デジタル大辞泉 「簓先穂」の意味・読み・例文・類語

ささら‐さっぽう【×穂】

ささら先端。また、先端がささくれているもの。
《ささらの先がすりへるところから》財産をすりへらしてしまうこと。また、物事をだいなしにしてしまうこと。
サボテン別名

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「簓先穂」の意味・読み・例文・類語

ささら‐さっぽう【簓先穂】

〘名〙 (「さっぽう」は「さきほ(先穂)」の変化した語という)
① 簓(ささら)の先。また、そのように先端がささくれているもの。
植物サボテン(仙人掌)」の異名。〔俚言集覧増補)(1899)〕
③ (簓の先がすり減るところから)
(イ) 財産をすり減らしてなくしてしまうこと。
(ロ) だいなしにすること。めちゃくちゃにすること。

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