節義(読み)セツギ

デジタル大辞泉 「節義」の意味・読み・例文・類語

せつ‐ぎ【節義】

節操道義。人としての正しい道を踏み行うこと。「節義を重んじる」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「節義」の意味・読み・例文・類語

せつ‐ぎ【節義】

〘名〙 人としての正しい道を守りとおすこと。義を守って志をかえないこと。
家伝(760頃)上「昔者侍衛之士、轂鳴而請死、節義之子、穿地而自殉」
読本椿説弓張月(1807‐11)続「王女純孝夫人の節義(セツギ)を、君真物(きんまんもん)の憐みて」 〔史記‐虞卿伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

普及版 字通 「節義」の読み・字形・画数・意味

【節義】せつぎ

節操義行。唐・魏徴治道を論ずる〕之れを信ずること篤からざれば、則ち人或いは自ら疑ふ。人或いは自ら疑ふときは、則ち心に且(こうしよ)を懷(いだ)く。心に且を懷くときは、則ち義立たず。義立たざるときは、則ち名興らず。

字通「節」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android