節木(読み)ふしき

精選版 日本国語大辞典 「節木」の意味・読み・例文・類語

ふし‐き【節木】

〘名〙
① 節の多い木。
夫木(1310頃)二九杣山にたてるふし木のいたづらになどひく人のなき身なるらん〈藤原教嗣〉」
② (「ふしぎ」とも) 節に穴があり、中が空洞になっている木。臥木。
※俳諧・俳諧新選(1773)二「かはほりのふし木かくれや朝の月〈社中〉」

せち‐ぎ【節木】

〘名〙 新年用に特別に用意した薪(たきぎ)正月にたく薪。節株(せちくんぜ)年木(としぎ)節榾(せちほだ)。《季・新年》

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「節木」の意味・読み・例文・類語

ふし‐き【節木】

節の多い木。
伏し木2」に同じ。
「源の頼朝卿石橋山の―隠れ」〈浄・盛衰記

せち‐ぎ【節木】

年木としぎ2

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android