節制（読み）セッセイ

デジタル大辞泉

せっ‐せい【節制】

［名］(スル)
１ 度を越さないよう控えめにすること。ほどよくすること。「喫煙を節制する」
２ 規律正しく統制のとれていること。
「四民に募り―の兵を編せんとす」〈新聞雑誌二〉
３ 欲望を理性の力によって秩序のあるものとすること。
[類語]自制・控える・慎む・抑える・節する・差し控える・憚る・禁欲的・ストイック・禁欲・禁欲主義・自粛・貞操・貞節・貞淑・操みさお

出典　小学館

精選版 日本国語大辞典

せっ‐せい【節制】

〘名〙

① 度を越さないように控えめにすること。ほどよくすること。

※古活字本毛詩抄（１７Ｃ前）四「宮室車服の制を節制を教れば、民がわが身に足ぬと知ぞ」

※土（1910）〈長塚節〉「成るべくコップ酒も節制して懐を暖めようとした」 〔晉書‐高密文献王泰伝〕

② まとまりがあること。規律正しく統制のとれていること。統御。

※本朝文粋（1060頃）二・意見十二箇条〈三善清行〉「各慎_二此僭濫_一、令_三天下庶民知_二其節制_一」

※陸海軍軍人に下し賜はりたる勅諭‐明治一五年（1882）一月四日「其隊伍も整ひ節制も正くとも、忠節を存せさる軍隊は」 〔荀子‐議兵〕

③ 指揮し管轄すること。また、その人。

※史記抄（1477）一六「そばの隣郡の守どもが郅郡を畏て我が上の節制を受る大府の如くにをぢひろめくぞ」

出典　精選版 日本国語大辞典

普及版 字通

【節制】せつせい

抑制する。

字通「節」の項目を見る。

出典　平凡社「普及版 字通」

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

節制
せっせい

「ソフロシュネー」のページをご覧ください。

出典　ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典