算師(読み)サンシ

デジタル大辞泉 「算師」の意味・読み・例文・類語

さん‐し【算師】

律令制で、主計寮かずえりょう主税寮などに置かれ、租税計算などをつかさどった役人

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の算師の言及

【算道】より

…《九章》は測量法や池溝等の構築法,稲粟の収穫の計算法などの例題の多い実用的数学書,《周髀》は天文算法の書,《綴術》は現存しないが,難解な高等理論数学書であったらしい。算道を習得したものは主計寮,主税寮,大宰府などの算師として実務に従事した。奈良~平安時代初期の算博士,算師は渡来系氏族が多いが,まだ特定の氏に固定していない。…

※「算師」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」