第十新田(読み)だいじゆうしんでん

日本歴史地名大系 「第十新田」の解説

第十新田
だいじゆうしんでん

[現在地名]上板町第十新田

吉野川下流北岸の沖積地にあり、江戸時代中期に造られた第十堰の北部に位置する。名西みようざい郡に属し、東は名東みようどう祖母うばしま(現藍住町)。南西は吉野川を挟んで名西郡高畠たかばたけ(現石井町)元来、村域は吉野川南岸の第十村(現同上)と一体であったものが、水路開削などで吉野川の流路が変化したことにより北部が分断され、のちの開拓によって第十新田とよばれるようになったと考えられる(高志村志)正保国絵図では代十だいじゆう(第十)村五三一石余に含まれ、寛文四年(一六六四)の郷村高辻帳でも同様で水損の注記がある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android