第一義(読み)だいいちぎ

精選版 日本国語大辞典 「第一義」の意味・読み・例文・類語

だいいち‐ぎ【第一義】

〘名〙
仏語。この上もない深い妙義。最上真実の道理勝義
往生要集(984‐985)大文一〇「通達此無二。真入第一義。是名無相業」 〔法華経方便品
根本意義。いちばん大切で根本的なこと。
※ぎやどぺかどる(1599)上「其智恵にたけのぼりたるにをひては、只此第一儀を貪り見て、少も他事を尋ぬ可らず」

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デジタル大辞泉 「第一義」の意味・読み・例文・類語

だいいち‐ぎ【第一義】

最も大切な根本的な意義、または価値。「教育第一義」「第一義的な問題
仏語。最高の道理。究極真理。勝義。

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