百科事典マイペディア 「笠間[市]」の意味・わかりやすい解説 笠間[市]【かさま】 茨城県中西部の市。1958年市制。笠間盆地の中央に13―16世紀に笠間氏が築城し,近世に入って何度かの藩主変遷を経て,牧野氏の城下町として,また水戸街道の宿駅,笠間稲荷の鳥居前町として発達した市街である。常磐線と水戸線が分岐し,常磐自動車道,北関東自動車道が通じる。野菜,葉タバコ,木材を産し,特産に笠間焼,稲田の御影石がある。笠間稲荷は関東一円に信者をもち,伏見,豊川とともに三大稲荷として有名。佐白山には城跡の石垣が残り,周辺にはツツジ園もあって市民に親しまれている。片庭ヒメハルゼミ発生地(天然記念物)がある。2006年3月西茨城郡友部町,岩間町を編入し,市役所を旧友部町役場とした。東日本大震災で,市内において被害が発生。240.40km2。7万9409人(2010)。→関連項目郡上藩 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報