笛吹けども踊らず(読み)ふえふけどもおどらず

精選版 日本国語大辞典 「笛吹けども踊らず」の意味・読み・例文・類語

ふえ【笛】 吹(ふ)けども踊(おど)らず

(新約聖書マタイ伝福音書第一一章に「われら笛ふけどもなんじら踊らず」とあるところから) 人に何かをさせるつもりでさまざまに手立てを調えて誘っても、人がこれに応じて動かないことをいう。
※引照新約全書(1880)馬太伝福音書「われら笛ふけども爾曹おどらず哀をすれども爾曹胸うたずと云に似たり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「笛吹けども踊らず」の意味・読み・例文・類語

ふえけどもおどらず

新約聖書「マタイ伝」11章から》手を尽くして働きかけても、人がそれに応じて動き出さないことのたとえ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android