笊法(読み)ざるほう

精選版 日本国語大辞典 「笊法」の意味・読み・例文・類語

ざる‐ほう ‥ハフ【笊法】

〘名〙 笊の目のように、あらく不備な点がある法律をいう俗語。その運用面に抜け道のあることをたとえていう。
※校正おそるべし(1959)〈加藤康司〉直せども直せども「『売春法の実施で』……喜んではいけない。大事な〝防止〟の二字が落ちている。ザル法だけのことはある」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「笊法」の意味・読み・例文・類語

ざる‐ほう〔‐ハフ〕【×笊法】

笊の目のように粗く、抜け道がたくさんある不備な法律。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android