ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「竹田出雲(2世)」の意味・わかりやすい解説
竹田出雲(2世)
たけだいずも[にせい]
[没]宝暦6(1756).11.4. 大坂
江戸時代中期の浄瑠璃作者,大坂竹本座の座本。親方出雲と称される。名は清定。号は千前軒。1世竹田出雲の子。初め小出雲と称した。父のあとをうけ,竹本座の座本兼作者として活躍。元文2 (1737) 年の『太政入道兵庫岬』をはじめ,豊竹座の並木千柳 (宗輔) を作者に迎えてからの合作に著名なものが多い。小出雲時代の『夏祭浪花鑑』 (45,合作) ,『菅原伝授手習鑑』 (46,合作) などのほか,延享4 (47) 年,父の死去による2世出雲襲名後は『義経千本桜』 (47,合作) ,『仮名手本忠臣蔵』 (48,合作) などがある。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報