新撰 芸能人物事典 明治~平成 「竹本 素女」の解説
竹本 素女
タケモト モトメ
- 職業
- 女義太夫節太夫
- 専門
- 義太夫節
- 本名
- 正井 のぶ
- 別名
- 前名=竹本 広枝
- 生年月日
- 明治18年 8月12日
- 出生地
- 大阪府 大阪市南区
- 経歴
- 6歳から舞を、ついで地歌の三味線を習い、9歳から老女義梅吉の出稽古を受けた。11歳のとき鵜沢錦糸の内弟子となり、明治30年13歳のとき竹本長広の弟子となって竹本広枝をなのる。14歳で「碁太平記白石噺」を語って初舞台をおこない、明治45年神戸の菊の亭で「新版歌祭文」を語って、竹本素女の改名披露をした。その後其庵杉山茂丸の知遇を得、文楽以上といわれるほどの実力を備えた。戦後、女流義太夫連盟を結成し、上野本牧亭での月例公演を定着させるのに尽力した。
- 没年月日
- 昭和41年 5月9日 (1966年)
出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報