竹宮恵子(読み)タケミヤケイコ

デジタル大辞泉 「竹宮恵子」の意味・読み・例文・類語

たけみや‐けいこ【竹宮恵子】

[1950~ ]漫画家徳島の生まれ。少女漫画地位を確立し、後進を牽引した第一人者SF・恋愛もの・歴史ものなど多彩なジャンルを手がける。特に美少年主人公とした作品定評がある。代表作「風と木のうた」「地球テラへ…」「ファラオの墓」など。

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百科事典マイペディア 「竹宮恵子」の意味・わかりやすい解説

竹宮恵子【たけみやけいこ】

漫画家。徳島市生れ。徳島大中退。1967年手塚治虫編集の雑誌《COM》の新人賞に入選翌年りんごの罪》でデビュー。大学中退後上京。古代ロマン《ファラオの墓》で人気を得,SF《ジルベスターの星から》などを発表。1970年代後半よりSF大作《地球(テラ)へ……》,二人の少年同性愛を描いた《風と木の詩(うた)》を連載して熱狂的な支持を集めた。他の作品に《夏への扉》などがある。萩尾望都山岸凉子大島弓子らとともに少女漫画に変革をもたらした〈24年組〉の一人。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「竹宮恵子」の解説

竹宮恵子 たけみや-けいこ

1950- 昭和後期-平成時代の漫画家。
昭和25年2月13日生まれ。43年「マーガレット」掲載の「りんごの罪」でデビューし,「少女コミック」を中心に活躍。少年の同性愛をテーマとした「風と木の詩」とSF漫画「地球(テラ)へ…」で55年小学館漫画賞。平成12年京都精華大教授,20年同大マンガ学部部長。徳島県出身。徳島大中退。作品はほかに「ファラオの墓」など。

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