端折る(読み)ハショル

デジタル大辞泉 「端折る」の意味・読み・例文・類語

はしょ・る【折る】

[動ラ五(四)]《「はしおる」の音変化》
着物すそを折り上げて帯に挟む。「裾を―・る」
ある部分を省いて短く縮める。省略する。「細部説明を―・る」
[可能]はしょれる
[類語]省略略す略する省く間引く前略中略後略上略下略割愛省筆約する

はし‐お・る〔‐をる〕【端折る】

[動ラ五(四)]はしょる」に同じ。
「そんなに先を急ぐなら、道中は―・って」〈紅葉・二人女房〉

つま‐お・る〔‐をる〕【端折る/爪折る】

[動ラ五(四)]
物のはしを折る。「読みさしのページを―・る」
爪の先で折る。
「桜が枝を―・りて」〈浄・十二段

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android