端切(読み)はしきれ

精選版 日本国語大辞典 「端切」の意味・読み・例文・類語

はし‐きれ【端切】

〘名〙
牛部屋の臭ひ(1916)〈正宗白鳥〉二「蜜柑の皮や駄菓子端切れの散らかってゐるのが」
普賢(1936)〈石川淳〉八「限り理想の端切(ハシキレ)には相違なく」

は‐ぎれ【端切】

〘名〙 裁ち残りの布切れ。はんぱな布切れ。はしぎれ。
※私の浅草(1976)〈沢村貞子〉こぎれやさん「間口一間の低い軒先きに、色とりどりの端切れがつるされていた」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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