章句（読み）しょうく

精選版 日本国語大辞典

しょう‐く シャウ‥【章句】

〘名〙

① 文の章と句。文章などのことば。

※経国集（827）二〇・大日奉首名対策文「若三冬之理達、略以_レ文辨_二章句_一、知_二七歩之談藻_一」 〔景徳伝燈録‐一七〕

② 章をわけ、句をきり、句読を正して文意を詳しく調べること。注解を施すこと。また、その文章。〔文明本節用集（室町中）〕 〔漢書‐芸文志〕

③ 連句の第一句目。〔俳諧・俳諧無言抄（1672）〕

出典　精選版 日本国語大辞典

デジタル大辞泉

しょう‐く〔シヤウ‐〕【章句】

１ 文章の大きなまとまりと小さなまとまり。章と句。
２ 文章の段落。
[類語]文章・文ぶん・書き物・一文いちぶん・散文・文言もんごん・編章・詞章・詞藻・文辞ぶんじ・文藻・文体・文面・書面・フレーズ・語句・字句・一字一句・熟語

出典　小学館

普及版 字通

【章句】しよう（しやう）く

文章の段落。章と句。〔文心雕竜、章句〕詩人の擬喩(ぎゆ)をぬるに、をち義を取ると雖も、然れども句のに在るは、(まゆ)のを抽(ひ)くが如し。始めを原(たづ)ねりを(もと)め、體必ず（うろこのようにならぶ）す。

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出典　平凡社「普及版 字通」