竜門文庫(読み)りゅうもんぶんこ

百科事典マイペディア 「竜門文庫」の意味・わかりやすい解説

竜門文庫【りゅうもんぶんこ】

奈良県吉野郡吉野町にあり,吉野の事業家坂本猷〔1890-1942〕の手によって収集された国文学日本史仏典漢籍などの古典籍保存,公開している。《日本霊異記》と並ぶ古代説話文学の《日本感霊録》などの貴重書を選んで《坂本竜門文庫覆製叢刊》として複製寄贈しているほか,別に《竜門文庫善本叢刊》12巻別編3巻も刊行されている。目録に《竜門文庫善本書目》がある。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android