竜華会(読み)リュウゲエ

デジタル大辞泉 「竜華会」の意味・読み・例文・類語

りゅうげ‐え〔‐ヱ〕【竜華会】

滋賀県大津の園城寺おんじょうじで、弥勒菩薩みろくぼさつ本尊として修する法会
灌仏会かんぶつえ異称
竜華三会さんえ」に同じ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「竜華会」の意味・わかりやすい解説

竜華会
りゅうげえ

(1) 弥勒仏竜華樹もとで3度行う説法会座。現在は兜率天にいる弥勒菩薩が,釈尊滅後 56億 7000万年のちにこの世に下り,竜華樹のもとで悟りを開いて説法し,釈尊の教えで悟りえなかった衆生が,この会座に列して成仏するという。 (2) 釈尊の誕生を記念する灌仏会別称。 (3) 園城寺 (通称三井寺) で弥勒菩薩を本尊として年1度行われる法会をいう。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android