立町郷(読み)たちまちごう

日本歴史地名大系 「立町郷」の解説

立町郷
たちまちごう

鯖江市の北部にあたり、北は足羽あすわ(現福井市)と接する。応仁元年(一四六七)八月一六日付某田畠居屋敷宛行状(馬場家文書)に「立町郷之内袴摺田地参段」とみえ、下って慶長三年(一五九八)一一月一五日付以真除地状(西光寺文書)にも「立町庄野方之内当寺屋敷之事」とみえる。「経覚私要鈔」の文明元年(一四六九)七月一〇日条に「越州事、朝倉弾正左衛門立町一成テ」とある「立町」は千秋氏の支族で当郷の豪族立町氏をさす。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android