立明・炬火(読み)たてあかし

精選版 日本国語大辞典 「立明・炬火」の意味・読み・例文・類語

たて‐あかし【立明・炬火】

〘名〙 庭上に人々をならべ、かかげ持たせて照明とした松明(たいまつ)。また、庭上に立てて用いる松明。炬火(こか)。たちあかし。〔二十巻本和名抄(934頃)〕
御堂関白記‐寛仁二年(1018)一一月九日「立明者・人々随身等有疋見

たち‐あかし【立明・炬火】

紫式部日記(1010頃か)寛弘五年秋「たちあかしの光の心もとなければ、四位少将などをよびよせて、しそくささせて」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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