精選版 日本国語大辞典 「立方」の意味・読み・例文・類語
たち‐かた【立方】
りっ‐ぽう ‥パウ【立方】
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同じ数、または文字を3回掛け合わせること、また、掛け合わせた結果をいう。三乗(さんじょう)ということもある。たとえば43=4×4×4(=64)は4の立方であり、a3=a×a×aはaの立方である。
立方は、体積を表す場合にも使われる。「立方メートル」のように長さの単位名の前につけて、体積の単位をつくる。また「2メートル立方」のように長さの単位名の後につけて、その長さを一辺とする立方体の体積を表す。
[三輪辰郎]
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出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報
…舞踊の伴奏をする演奏者たちを指す。舞を舞う人たちを,立方(たちかた)と呼ぶのに対することば。本来は唄い手,語り手(長唄の唄方,義太夫節・常磐津節・清元節・新内節など浄瑠璃の太夫)と三味線奏者(三味線方)だけであったが,現在では唄い手・語り手と三味線方と囃子方の三つをいう。…
…歌舞伎の役柄の一つ。本来は地方(じかた)(音楽演奏者)に対する立方(たちかた)(演技者)の意味であったが,のちに女と子供の役を分離して,男の役だけをさすようになった。さらに役柄の分化に伴い,若衆方,敵役,道外方,親仁方(おやじがた)を切り離して,善人で思慮深い立派な男に限定された。…
…その他,鬼退治物の《紅葉狩》《羅生門》,天狗物の《鞍馬天狗》,祝言物の《石橋(しやつきよう)》《猩々(しようじよう)》などである。
【役籍】
能は,役に扮して舞台に立つ立方(たちかた)と,もっぱら音楽を受け持つ地謡方(じうたいかた),囃子方とで成り立つが,それぞれの中で技法がさらに分化し,室町時代末期に七つの専門が確立した。立方を勤めるシテ方,ワキ方,狂言方と,囃子方である笛方,小鼓方,大鼓方,太鼓方の7役籍がそれで,江戸時代以降,互いに他の専門を侵さない規律ができ,現在でもそれが守られている。…
…正方形があってその1辺の長さがaのとき,この正方形の各点において,正方形の面に長さaの垂線をこの面の一方の側に立てたとき,これらの垂線によって描かれる立体を立方体または正六面体と呼ぶ。立方体は合同な6個の正方形で囲まれている。これらの正方形を立方体の面といい,面である正方形の頂点,辺を,立方体の頂点,辺(または稜)という。立方体の対角線すなわち同一の面上にない2頂点を結ぶ線分は4本あって,これらは同一点で交わる。…
…右肩の数字は,何回同じものを掛けたかを表し,これをべき指数と呼ぶ。なお,2乗のことを自乗,または平方,3乗のことを立方ともいう。
[指数法則]
数,変数,式,または関数x,yと自然数m,nについて,次が成り立つ。…
※「立方」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報
線状に延びる降水帯。積乱雲が次々と発生し、強雨をもたらす。規模は、幅20~50キロメートル、長さ50~300キロメートルに及ぶ。台風に伴って発達した積乱雲が螺旋らせん状に分布する、アウターバンドが線状...