立憲学派(読み)りっけんがくは

世界大百科事典(旧版)内の立憲学派の言及

【大日本帝国憲法】より

…また,皇族・華族などの特権身分を設けたので,平等原則に関する一般的な規定はない。
[解釈と運用]
 絶対主義的・立憲的の両面をもつ旧憲法の解釈において,天皇大権を強調する方向で理解しようとする穂積八束,上杉慎吉ら(神権学派)と,立憲的側面を中心に理解しようとする美濃部達吉ら(立憲学派)との対立があった。両者は,〈国体〉概念を憲法上認めるか,天皇は統治権の主体であるか,天皇を神格化するか,大権行使に議会の参与は許されるか,輔弼は大権行使の要件であるかなどの点で鋭く対立した。…

※「立憲学派」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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