立国(読み)りっこく

精選版 日本国語大辞典 「立国」の意味・読み・例文・類語

りっ‐こく【立国】

〘名〙
① あらたに国家を建設すること。建国
泰西国法論(1868)〈津田真道訳〉二「国家立国の本旨を達する為に諸般の品物須要なり〈略〉住民其産の一分を割て其所需に供す可し」 〔汪遵‐梁寺詩〕
② ある基本的な方針や計画のもとに、国の存立発展を図ること。
※鯖を読む話(1929)〈下村海南〉「苦楽放言「いろいろの餌食を公平に分配するのが実際産業立国(リッコク)の基本ぢゃからノウ」
③ 相手として対立することのできる国。〔六韜‐龍韜軍勢〕

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デジタル大辞泉 「立国」の意味・読み・例文・類語

りっ‐こく【立国】

新たに国家を建設すること。建国。「立国精神
ある基本的な方針のもとに、国を発展・繁栄させること。「工業立国」「観光立国

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普及版 字通 「立国」の読み・字形・画数・意味

【立国】りつこく

建国。

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