立仏を居仏にも檀那はからい(読み)たちぼとけをいぼとけにもだんなはからい

精選版 日本国語大辞典 の解説

たちぼとけ【立仏】 を 居仏(いぼとけ)にも檀那(だんな)はからい

僧侶が、何事にも檀家の意のままにさせられること。自分より強い相手にはさからえないことにいう。
※虎明本狂言・魚説経(室町末‐近世初)「たちぼとけもいぼとけもだんなばからひといふ事が有程に」

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