精選版 日本国語大辞典 「竈突・竈」の意味・読み・例文・類語
く‐ど【竈突・竈】
〘名〙
※名語記(1275)五「人の家の竈神のそばへ、別の戸をあけて、煙をいだす所を、くどとなづく」
② かまど。へっつい。
※詩学大成抄(1558‐70頃)一「かまどと云はくい物をにる火だぞ。〈略〉いやしい者はへっついと云ぞ。くどとも云ぞ」
③ いろり。炉。
※玉塵抄(1563)四四「茶をわかす小風炉のくどをのせ筆床のふでたて釣する道具ども」
⑤ 炉の上に設置されている、穀物などの乾燥用の棚。
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