デジタル大辞泉
「空返事」の意味・読み・例文・類語
そら‐へんじ【空返事】
[名](スル)気のない、口先だけの返事をすること。なまへんじ。からへんじ。
「其時限りおいおいと―して」〈一葉・にごりえ〉
から‐へんじ【空返事】
人の話をしっかり聞かないで、いいかげんにする返事。うわべだけの返事。
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
そら‐へんじ【空返事】
〘名〙
相手の言うことを聞いていないで、いいかげんに返事だけをすること。気のない返事。から返事。
※にごりえ(1895)〈
樋口一葉〉五「其時限りおいおいと空返事
(ソラヘンジ)して根っから気にも止めては呉れぬ」
から‐へんじ【空返事】
〘名〙 (「から」は
接頭語) うわべだけの返事。
かたちだけの返事。
※
新世帯(1908)〈
徳田秋声〉二六「
新吉は、『ハ、ハ』と空返辞
(カラヘンジ)ばかりしてゐたが」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報